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よくあるご質問
足と靴と健康について、よくあるご質問について回答をまとめてみました。
質問も随時承っております、こちらからどうぞ。
III 足と身体に関して
A III-1.
主な趾先(足)の形としては、母趾(第一趾)が最も長いタイプ、第二趾が最も長いタイプ、母趾と第二趾がほぼ同じ長さの三タイプに大別できます。このうち、母趾が長いタイプを「エジブト型」、第二趾が長いものを「ギリシャ型」と称しています(なぜこのような名称になったかは諸説が有り正確には不明)。母趾と第二趾がほぼ同じ長さのものはスクエア型といいます。
では日本人の足はどのタイプが多いのでしょうか。当会が以前男女7000人の足を調べた結果では、右足では79.2%、左足では74.6%と圧倒的に母趾が長いエジプト型が多いことになっています。10人のうち8人がエジプト型ということです。ギリシャ型は右足で12.8%、左足で15.4%、残りがスクエア型ということになります。
また、他の資料(故加藤正医師資料)でも、エジプト型69%、ギリシャ型25%、スクエア型6%となっており、さらに足型別の外反母趾手術例をみると、エジプト型77%、ギリシャ型15%、スクエア型8%となっています。
このデータはいかに外反母趾がエジプト型に多いかを如実に示しています。しかし、最近の若い人の足は欧米型のバランスになってきています。大学生ではギリシャ型の比率が同程度の傾向が見られます。
A III-2.
歩くとき足も靴もいろいろ形を変えますが、双方の間には微妙なズレがあります。このズレ方がうまくいっている靴は中もむれず、スムーズに歩けて履き心地も良いものです。でも、足への圧迫が強すぎたり、逆にゆるすぎて足が靴の中で大きく動いたりすると、摩擦によって爪を痛めたり靴ずれができてしまいます。かかとの後ろあたりによくできる人は、ここのカーブと靴のカーブとが合っているか、入念にチェックしてください。
A III-3.
足の成長には問題ありませんが、足の骨格形成には革靴又はスポーツ靴をはかせる事をおすすめします。
A III-4.
考えられます。整形外科の医師の診断により、靴による治療をする場合は医師と連携している義肢装具士と相談する事をおすすめします。
A III-5.
靴を変えることで治ることが多いです。きつすぎる、ゆるすぎる靴でトラブルが発生します。足に合っている事、踵を靴のかかと部に合わせてきちんと止めることです。
A III-6.
まず手術を受けた整形外科医に相談し、その指示に従いましょう。2cm程度の差なら医療に入らず通常範囲のようです。その際は信頼ある靴店に相談して下さい。
A III-7.
蒸れにくい事、通気性があることが一番です。・足を入れる履き口が広い・パンチ穴やメッシュ状で工夫・敷革、裏材は吸放湿性に富む・底材は天然皮革・フィッティングは足に全体がピッタリではなくややゆったりが好ましいです。
A III-8.
幼児の発達では3歳頃はO脚、それからX脚に移り正常な脚になっていく事が一般的です。靴で直すのは感心しません。気になるなら整形外科で診ていただいて下さい。